- 800万円の利益を出したサラリーマンA氏
- ガチホにより7億円の資産を築いた個人投資家B氏
- イーサリアム投資で3億円を手にした個人投資家C氏
- 未経験者でありながら資産を5倍に増やしたD氏
- ビットコインを眠らせて1億円を手にしたクリストファー・コッホ氏
皆さん、仮想通貨投資は順調でしょうか。
今回は仮想通貨で成功を収めた5人のエピソードをご紹介します。
Contents
成功例1.上がりすぎても浮足立たず
1人目はIT企業勤めのサラリーマンのA氏です。
A氏はわずか3万円から始めたビットコインの投資で約800万円もの利益を上げています。
彼がビットコイン投資を始めたのは2016年7月、周りで仮想通貨が流行りだしていたことがきっかけでした。
その時期は、中国での元安や、イギリスのEU離脱が検討されていることなどから金融市場が非常に不安定。
FXトレーダーがビットコイン投資に流れた影響で、たった1か月でビットコイン価格が1.5倍に跳ね上がり、その存在に気づいた人はいち早く購入に乗り出していました。
A氏は試しに元手3万円でビットコインを購入。
当時のビットコイン価格は1BTC=約6万円だったので、0.5BTC分の買いでした。
この購入が大当たり。
そこから、ビットコインはメガバンクとの資本提携による後ろ盾を得たことによりブームが到来し、価格急騰。
2017年4月には仮想通貨取引所が金融庁への登録制になり、ビットコインが本格的に日本社会に認められ、さらに価格上昇が加速します。
2017年5月にはA氏購入時の5倍超の1BTC=30万円超までに上昇しました。
ここで、A氏はある決断をします。
ビットコインの価格上昇とともに買い増しを始めたのです。
追加投資は平均1BTC=約10万円ほどの仕込みでしたが、これが功を奏しました。
1日ごとにビットコイン価格が順調に上がり、その年の11月には100万円を超え、12月には200万円台という驚異の急騰で、A氏のビットコインによる利益は最終的になんと800万円という金額に。
A氏は資産増加に喜びつつも、その急激な増加を目の当たりにして、浮足立ってはいけないと自分に言い聞かせ、ビットコインのバブルがはじける前の12月に全て売却したそうです。
振り返るとA氏のビットコイン急騰中の買い増しが、資産増加に拍車をかける形になりました。
またビットコインの値上がりに浮足立たずに、一歩引くという冷静さが、今回の絶好のタイミングでの売りを生んだのでしょう。
成功例2.ガチホしたまま7億円に!
2人目は個人投資家のB氏です。
B氏は高校時代から株式投資をしていましたが、ビットコインの技術面と利便性から興味を持ち、ビットコイン投資を始めて7億円という資産を築いています。
彼の投資法は、仮想通貨をすぐに売却することなく長期保有すること、いわゆる「ガチホ」と呼ばれている手法です。
興味本位で2014年にビットコインを500BTCほどを約2,000万円(当時のレートは1BTC=約4万円)で購入します。
ですが、頻繁にトレードを行うということはなく、2014年から2017年の間は仮想通貨が一時最高潮のピークを迎えるまで右肩上がりで資産が増え続けます。
その間に、B氏の資産は最大10億円を超える金額にまで増加。
その後も彼は売却することなく、ビットコインのバブルが崩壊した後は、2億円を下回る時期もあったようです。
それでも2020年後半からまたビットコインが価格を上げ、また7億円超の資産に戻っています。
B氏の考えは、「ギャンブルはするな」です。
自分がどのような手法で投資をするのか、また仮想通貨の種類、相場感について勉強を十分にしてから、投資を始めるべきだというのが彼の持論です。
また、自らユーザーとの価格交渉を行う「板取引」を少し経験したうえで、仮想通貨の投資規模を増やしていくことを彼はすすめています。
始めから高いレバレッジをかけて勝負してしまうことは、ギャンブルと変わりません。
チャートについての感覚を培ってから勝負すること、これが仮想通貨取引での彼の必勝スタイルなのです。
そして、自分が正しいと考えた末の決断であれば、途中の過程に左右されず、どっしり構えてガチホする。
B氏はこの方法により、7億円超という大成功を収めたのです。
B氏は今後もビットコインを筆頭に、仮想通貨はさらに価格が上昇する見込みがあると考え、ガチホを続けているようです。
成功例3.ブームに乗っかり3億円を稼ぐ
3人目はB氏と同じく、個人投資家のC氏です。
2016年からC氏はイーサリアムへの投資をはじめ、最終的には2017年までになんと3億円という大金を手に入れています。
C氏がイーサリアムに手を出した理由は、同じ投資家仲間が2016年ごろに過疎通貨の話をよくするようになったからだと言います。
ビットコイン以上に将来性があるとにらんで、C氏はイーサリアムに100万円ほどの資金で投資を行います。
当時のイーサリアムの価格は1ETH=約1,200円だったので、100万円なら800ETHほどです。
2016年はイーサリアムの価格は急上昇で、C氏の投資開始時から3か月で1ETH=約2,400円にまで高騰します。
C氏は「ここらが天井だ」と思い、2017年3月に手持ちのイーサリアムを全て売却して100万円の利益を上げます。
しかし、これは早すぎる決断でした。
イーサリアムはその後も上昇を続け、1月もたたないうちに1ETH=5,000円超という価格帯に突入します。
そこでC氏は、自身の投資家としての直感を信じ、4月に入ってすぐさま1,500万円をイーサリアムに投資します。
そこから彼の直感は当たり、2017年の終わりには1ETH=15万円超という超高値を記録します。
C氏の投資時期から資産は20倍以上に増え、3億円という大金を手に入れることに成功したのです。
彼は、イーサリアムの上昇トレンドの相場に乗っかっただけだと語っていますが、彼の成功の秘訣はなんといってもフットワークの軽さです。
一回目の売却後、イーサリアムのチャートの上昇キープを見るや、すぐにC氏は自身の考えを改め、再度イーサリアムへの多額の投資を行ったことが2回目の大成功につながったのです。
仮想通貨投資には慎重さはもちろん大事です。ただ、ときには取引を積極的に行うという姿勢も大事。
この姿勢によって、仮想通貨の上昇トレンドを見逃さず、上昇相場に乗っかることができたのでしょう。
成功例4.未経験者なのに資産を5倍に増やす!?
4人目は会社員のD氏です。
D氏はそれまで全くと言っていいほど投資経験がほとんどありませんでしたが、ビットコイン投資で見事に資産を元手の5倍にまで増やしました。
彼の成功の秘訣は何だったのでしょうか。
D氏のビットコインへの投資のきっかけは、ビットコインで利益を出したと言う友人からの誘いでした。
ただ、D氏はすぐにビットコイン投資を始めたわけではありませんでした。
ビットコインにプラスな印象を持ち、すぐにでも投資したいと思ったD氏でしたが、はやる気持ちを抑え、D氏はビットコインに対するプラスの情報よりもマイナスの情報を積極的に収集しました。
その情報収集の結果、「ビットコインはリターンも大きいが、はじめての自分にはリスクも大きい」と判断し、しばらくはビットコインのチャートを目で追うだけに留めたそうです。
そして、乱高下する相場が長期間続いた後、相場が下降トレンドに入り、かなり価格が下がってから少しずつ価格を戻し始めました。
そのタイミングをD氏は逃さず、ビットコインに資金を投入します。
それでもD氏は資金全てを一気に投じたわけではなく、少額の投資を何度も繰り返すという投資を続けていきました。
さらに売り方についても、D氏自身の定めた目標額を超えれば半分のポジションを売り、残り半分のポジションを残す。
それを繰り返して、D氏は少しずつですが、右肩上がりに資産を増やしていきました。
D氏は2021年3月にビットコインが1BTC=600万円超という過去最高を記録して、徐々に上げ幅が小さくなったころに全ポジションを売却します。
結果的に、D氏は投資未経験でありながら、自身の資産を5倍にまで増やすことに成功したのです。
ここで最初の疑問に戻りますが、D氏の成功の秘訣は自分の感情をコントロールできたことにありました。
人は心理的に自分にとってプラスの情報しか信じようとせず、マイナスの情報は目に入れたがらないという傾向があります。
一方、D氏は仮想通貨投資のデメリットに関する情報を集め、取引の機会をうかがい、十分に好材料がそろったと判断したタイミングで投資を始めています。
このように意図して感情をコントロールし、売買の場面では視野を広げることが、仮想通貨投資においては重要なのでしょう。
成功例5.忘れたころに1億円!?
最後は、ビットコインで大金を儲けたことで有名なクリストファー・コッホ氏です。
コッホ氏は、ほったらかしにしていたビットコインでなんと1億円もの資産を手に入れています。
彼は学生時代だった2009年、暗号化というテーマで卒論を書いていました。
そして、その卒論の作業中にビットコインの存在を知ることになります。
自分の卒論のテーマとつながりがあったので、なんとなしに約27ドルで5,000BTCを購入したそうです。
2009年はビットコインが登場して間もない時期で、当時のレートは1BTC=1円未満という今から考えると信じられない価格です。
彼は、購入後は自身の持つビットコインの存在をすっかり忘れていたそうですが、2013年に起きた「キプロスショック」で、自身の買ったビットコインのことを思い出します。
(キプロスショックとはキプロスで起きた金融危機。自国の通貨よりもビットコインの方が信頼できるとしてキプロス市民の多くが資金をビットコインへ投入し、この事件でビットコインが世界的に注目される)
2013年には、ビットコインの価格は1BTC=2万円超で、コッホ氏の資産額はなんと1億円超という金額にまで跳ね上がっていました。
彼はビットコインにより、意図せず億万長者の仲間入りを果たしのです。
コッホ氏は例外中の例外だと思いますが、仮想通貨投資では、購入後はチャートの上下に一喜一憂せず、そのことを忘れるような時間もときには必要ということでしょう。
「果報は寝て待て」
肩の力を抜いて気長に待つような仮想通貨投資もアリなのかもしれません。
まとめ
今回は仮想通貨の成功例を5人ご紹介しました。
5人とも違った過程、やり方で成功を収めています。
仮想通貨にはこのようにそれぞれ自分に合った投資スタイルを確立することが大切です。
今回の記事で、仮想通貨投資へのモチベーションが上がったのなら、それは間違いなく仮想通貨の大成功へ一歩近づいたと言えますね。