- プログラミング関連で転職に有利な資格が分かる!
- 初心者からでも取得を狙える資格が見つかる!
この記事では、主にプログラミング系の職種での転職を考えている人に向けて、採用に有利な資格をご紹介していきます。
現在、IT業界、特にプログラミング関連の人員は業界全体で不足しています。
業界の成長に対して人員募集が追い付いていない状態です。
今から勉強してプログラマー職に就こうという方でも、まず歓迎されると言っていいでしょう。
とはいえ、実務経験がない方の場合は、独学でスキルを身に着けただけではうまく採用担当者にアピールができないのではないかと不安に感じるかもしれません。
すでに会社で関連する業務についているなら話は早いのですが、そうではない場合、「この人は本当にうちの会社が求めているだけの実務レベルがあるのか?」と疑問符を付けられる恐れがありますよね。
一定以上の難易度、信頼性を有する資格を取得しておけば、そうした懸念はかなり解消できるはずです。
「実務経験を補うために、資格を取得しました」と言えば、やる気も能力も示すことができます。
企業側としても、完全な未経験者を採用するよりも、自力で資格まで習得するだけの実力がある人を採用したいものです。
また、勉強を始めたばかりの初心者にとっては、何をどこまでやればいいのか分からなくなりがちです。
最終的には実務上のスキルが重要ですが、目標設定の1つとして、資格習得に向けて取り組むのは悪くない選択肢です。
各資格の特徴、難易度なども紹介していくので、ご自身にピッタリのものを見つけてください。
情報処理技術者試験
「情報処理技術者試験」は、経済産業省が定めている、日本で唯一のIT関連の国家資格です。
資格としての信頼性、権威としてはまず問題ないと言えます。
実際の資格内容としてはかなり範囲が広く、基礎、上級などそれぞれの区分をを合わせると12もの科目が存在します。
転職のために全ての資格を習得しようというのはあまり現実的でも効率的なやり方ではないので、このうち特におすすめしたい科目をご紹介します。
基本情報技術者試験(FE)
FEは、「情報処理技術者試験」の中では基礎的な知識・技能を有していることを証明する試験となります。
全体の中では必ずしも高度な資格ではなく、比較的難易度も低いですが、就職活動において十分評価されるラインとなってきます。
なお、これよりもう1段階下の資格として「ITパスポート」があります。
取得難易度はかなり低く、IT関連に疎い方でも数十時間も勉強すれば取得できる程度の内容はありますが、就職活動の評価ポイントしてはやや弱いです。
プログラマー職での採用でアピールしたいのであれば、「FE」以上のレベルの資格は取得しておきたいところです。
なお、傾向としては、FEは主に大手企業の採用で評価されやすいです。
志望者のポテンシャルを重視する大手であれば、FEを習得していることは充分な評価ポイントとなります。
一方で、ベンチャー企業の場合はより即戦力を求めることが多いので、FEでは物足りないと思われることも多いです。
ポイント
プログラミングに対する苦手意識が強い人には、ファーストステップとしてITパスポートの合格を目指すのもオススメです!
応用情報技術者試験(AP)
「応用情報技術者試験(AP)」では、FEより更に深い知識・理解が求められます。
単なるプログラミングだけでなく、システム全体に関する理解が必要になってきますので、プログラマー職を考えている人の中でも、システムエンジニア(SE)での転職を目指す人にオススメできます。
当然、FPよりも取得難易度が高い分、企業からも採用面で評価されやすい資格です。
合格率は20~25%と低く、志望者の本気度も測ることができる試験です。
Oracle認定Java資格
Java言語は、数あるプログラミング言語の中でも汎用性の高いもののひとつで、求人数も極めて多いのが特徴です。
プログラマーとして転職したい方にはオススメの言語の1つですが、この言語のスキルを客観的に証明することができるのが、OracleのJava資格です。
Oracleとは、このJava言語を管理・開発している企業です。
この資格はBronze、Silver、Goldの3段階に区分されていますが、転職活動でアピールしたいのであればオススメはSilver以上の資格取得です。
Bronzeはプログラミング初心者の入門向けという位置づけですので、どうしても位置付けは弱くなってしまいます。
一方、Silver資格では、指導者の下プログラムの編集が行えるレベル、Goldでは単独でプログラム開発が行えるレベルと定義されています。
なお、このJava資格のうちSilver・Gold資格は国際資格にも認定されています。
Java言語のスキルが必要とされる職場では、まず間違いなく有効な資格と言えます。
資格のためのテキストなども多く出版されているので、決して簡単な試験という訳ではないものの、勉強・対策もしやすいオススメの資格です。
Ruby技術者認定試験
続いてご紹介するRuby言語も、極めて利用数の多い言語の1つです。
プログラム開発における各言語の内でも、Ruby言語を扱えるプログラマーの平均収入はかなり高い水準にあるため、キャリアチェンジによる年収アップを狙う方にオススメです。
この資格はSilver・Goldの2段階に区分されていますが、初心者の方はやはりSilverの取得から目指しましょう。
各年の正確な合格率は公開されていませんが、平均勉強時間は50~100時間と比較的少なめです。
テキストなどで対策しておけば、合格は決して難しくないと言えるでしょう。
PHP技術者認定試験
PHP言語は、Webサイト開発において世界的に利用されている言語です。
求人数が多いだけでなく、初心者が最初に学ぶのにも適した習得難易度から、特に人気の高い言語の1つです。
「初級」「上級」「認定ウィザード」の3段階に分かれていますが、初心者・未経験者の方であれば「初級」取得で十分です。
「上級」の場合は合格率10%前後、「認定ウィザード」の場合は論文の提出が必要など、極めて高度な経験と知識が要求されてきます。
未経験者が目標とするには、初級は合格率85%前後と難易度も低く、十分狙えるレベルです。
きちんと対策すればまず確実に合格できる程度の試験内容ですが、採用の際にはアピールできるだけの信頼性のある資格です。
元々の募集も多い言語なので、PHP言語の習得に向けての目標設定の1つとしてオススメできる資格です。
まとめ
プログラミング資格を取得していれば、転職の際に自身のスキルを客観的に証明でき、採用担当者にもアピールしやすくなること間違いなしです。
もちろん、最終的には実地でプログラムを編集できるだけのスキルと知識が必要であることは間違いありませんが、初心者の方の目標・マイルストーンとしても有効です。
希望される職業に合わせた資格を活用して、理想的な転職を実現しましょう。