- 人とお金を引き寄せる自己紹介の方法がわかる
- 自分の自己紹介を見直すきっかけになる
社会人になると、勤務先や取引先など、初めてお会いする方に自己紹介をする機会が多くなると思います。
場合によっては、いきなり「今から自己紹介して」と無茶ぶりされるケースもあるでしょう。
あなたは、普段どんな自己紹介をしていますか?
一般的には、出身地や、出身大学、職務経歴、趣味など、ご自身の経歴について説明されることが多いと思います。
就職活動や、転職活動、異動先などでの自己紹介であれば、そのような自己紹介で問題ないでしょう。
ただし、「たくさんお金を稼ぎたい」、「人脈をたくさんつくってもっといろんな交流をしたい」と思っている方であれば、上記の自己紹介では、まったくもって意味を成しません。
私も、起業してから間もない頃は、色んな人脈交流会に参加して、業界のトップランナーや成功した方に自分を知ってもらおうと、必死で自己紹介を繰り返していました。
ただ、当時は私もまるでコツを分かっていなかったため、出身地や趣味など、ほとんど効果のない一般的な自己紹介をしてしまっていました。
しかしながら、そんな一般的な自己紹介を何度やってみたところで、まるで人は寄ってきてくれませんでした。
当然、人が寄ってきてくれなければ、お金も寄ってくることはありません。
どうしたら、もっと人が寄ってきてくれるようになるのか?
どうすれば、もっと人が私に興味を持ってくれるようになるのか?
真剣に悩んだ末に、たったひとつの事を意識するだけで、人もお金も引き寄せられるようになったのです!
この記事では、そんな人もお金も引き寄せる自己紹介についてご紹介いたします。
Contents
今すぐやめよう!こんな自己紹介には意味がない!
ポイントをご紹介する前に、あなたが普段している自己紹介について振り返ってみてください。
あなたは普段こんな自己紹介をしてしまっていませんか?
はじめまして!株式会社○○の△△部の田中太郎です!
兵庫県出身で、趣味は、野球観戦と、筋トレと占いです!
同郷の方や、同じ趣味がある方はぜひお気軽にお声がけください!
どうぞよろしくお願い致します!
まずはじめに、端的に自分の身元を明らかにして、自分の興味がある事を述べる。
ざっくりというと、こんな感じではないでしょうか。
実はコレ、私が社会人6年目になるまで続けていた、自分の自己紹介なんです。
みなさんは、これを見てどのように感じましたか?
話し手としては、「共通の話題があって誰かから話しかけてもらえればラッキー」みたいなスタンスの自己紹介かもしれませんが、聞き手にとっては、まったく印象に残りませんし、話しかけたいとも思いませんよね。野球観戦や筋トレも、ありふれた趣味でしかなく、相手の印象にはまるで残りません。
大勢の人が自己紹介を順番にしていく場であれば、だれの記憶にも残らない自己紹介となるでしょう。
ちなみに私の経験上、ほとんどの方は、こんな感じの自己紹介をしてしまっています。
ルックスがずば抜けて良いなど、よっぽどのことがない限りは、出身や、趣味など、その人のステータスや経歴には誰も興味がないんですよね。
もしあなたが、「人脈やお金に興味がないから自己紹介は無難に済ませればよい」と思われているのであれば、上記の自己紹介で問題ないでしょう。
一方で、「人脈を増やしていろんな人と交流したい」、「お金をもっと稼ぎたい」と思われているのであれば、これを機に自己紹介のやり方をを見直してみてはいかがでしょうか。
自己紹介で意識したいたった一つのポイント
では、具体的には、どんなことを意識して自己紹介をすれば、「人脈」や「お金」を引き寄せることができるのでしょうか。
自己紹介をする際に意識したい、たった一つのポイントがこちらです。
ポイント
自分と関わることで相手の未来をどんな風に変えることができるか
「自分と関わることで、あなたの未来をどのように変えることができるのか」を自己紹介の中で伝えることで、あなたが提供できることに対して悩みを持っている方は、一目散にあなたのところへ駆け寄ってくるでしょう。
例えばですが、私は、SNSの運用代行サービスで起業をしました。そこで私が行った自己紹介は次の内容です。
Twitterの運用代行サービスを提供しております○○です。
カリスマ性や個性に頼らず、誰でもTwitterのフォロワーを1万人にする運用ノウハウを確立し、さまざまな企業様や、個人事業主様のアカウントを運用させていただいております。
「会社でTwitterを運用しているけれど、なかなかフォロワーが増えなくて困っている。。。」「効果的な運用ノウハウを知りたい!」という方は、是非お気軽にお声がけ下さい。無料でアドバイスさせていただきます。
どうぞよろしくお願い致します!
いかがでしたでしょうか。このように、自分ができることを提示することによって、それに興味関心を持っている人を引き寄せることができます。
私の場合、SNSの運用に関する無料アドバイスをきっかけに、人やお金を引き寄せることができました。
これを意識して得られるメリットは、商品を売っている人に限りません。
先程の何の印象にも残らない自己紹介を改めて見てみましょう。
はじめまして!株式会社○○の△△部の田中太郎です!
兵庫県出身で、趣味は、野球観戦と、筋トレと占いです!
同郷の方や、同じ趣味がある方はぜひお気軽にお声がけください!
どうぞよろしくお願い致します!
この自己紹介も、
- 自分が相手に対して何を提供することができるのか
を意識することで、このような自己紹介にすることができます。
はじめまして!株式会社○○の△△部の田中太郎です!
趣味は、手相占いや人相占いで、これまでに100名以上の方の手相や人相を見させていただき、皆さんのお悩みを聞いてきました。
手相や人相占いに興味があるという方はぜひお気軽にお声がけ下さい。
どうぞよろしくお願い致します!
先ほどの誰の印象にも残らない自己紹介とは異なり、手相占いや、人相占いに興味を持っている人には印象づけることができる自己紹介になっていると思います。
後は、この自己紹介をきっかけに、色んな人と繋がることができるでしょう。
このように、自分が提供可能なことを自己紹介に折り込むことで、それに興味を持っている人をひきつけることができます。
自己紹介で意識したいポイント
- 自分が相手に対して提供できることを自己紹介に折り込む
- 自分と関わることでその人の未来をどのように変えることができるのかを意識する
自分が提供できるものを自己紹介に折り込んで、相手に興味をもってもらいましょう!
目的から逆算せよ!計算された自己紹介
では、具体的にどのような手順で効果的な自己紹介をすればよいのかについて解説致します。
先程お伝えしたように、自己紹介で意識したいポイントは次の通りです。
自己紹介で意識したいポイント
-
自分が相手に対して何を提供することができるのか
- 自分と関わることで、あなたの未来をどのように変えることができるのか
これを踏まえたうえで、自己紹介の目的を考えてみてください。
あなたは、自己紹介をする際に目的を意識したことがあるでしょうか?
お恥ずかしながら、私は、社会人6年目の28歳になるまで自己紹介の目的を一切意識したことがありませんでした。
起業を経験した事によって、色んな方との交流があり、はじめて自己紹介の重要さを痛感しました。
そこではじめて、自己紹介とは、「いかに自分に興味をもってもらえるか」、「人脈を広げることができるか」、「自分の商品を買ってもらえるか」を目的とした、短いセールストークだと理解したのです。
最終的に、私の中での自己紹介の目的は次の内容になりました。
自己紹介の目的
私が提供できる価値に興味を持っている人が、私と話したくなるきっかけづくり
起業をしている私にとって、自己紹介とは、きっかけづくりです。
最終的に、商談成立に繋がるかは、自己紹介の後の商品力や、丁寧なフォローによるでしょうが、このきっかけがないことには何も始まりません。
皆さんも、自己紹介の「目的」をまずはしっかりと定めるようにしてください。
目的を定めるにあたっては、次のポイントを押さえてください。
自己紹介ポイント
-
ターゲットは誰なのか
- ターゲットにどのような行動をしてもらいたいのか
例えば、先ほどの私のTwitter運用代行サービスの例で考えてみましょう。
Twitterの運用代行サービスを提供しております○○です。
カリスマ性や個性に頼らず、誰でもTwitterのフォロワーを1万人にする運用ノウハウを確立し、さまざまな企業様や、個人事業主様のアカウントを運用させていただいております。
「会社でTwitterを運用しているけれど、なかなかフォロワーが増えなくて困っている。。。」「効果的な運用ノウハウを知りたい!」という方は、是非お気軽にお声がけ下さい。無料でアドバイスさせていただきます。
どうぞよろしくお願い致します!
この場合、ターゲットは、「Twitterの運用に悩んでいる方」。
どのような行動をしてもらいたいかは、「ターゲットの方から声をかけてほしい」。
となりますね。ただし、注意しないといけないのは、行動をしてもらうためには、特典を用意する必要があります。
私の場合、「様々な企業や個人事業主の方のアカウントを運用してきた」という実績と、「効果的な運用ノウハウ」を無料でアドバイスする、という点が、ターゲットを行動に移すための特典になるでしょう。
なので、目的を考える際は、上記のポイントを踏まえた内容で検討して、行動してもらうための特典を用意しておくことが良いと思います。
これらを意識しながら、自己紹介の目的を検討してみましょう!
この構成で考えよう!自己紹介のフレーム
では、目的を踏まえたうえで、自己紹介をどのような構成で考えるのがよいのでしょうか。
先程の自己紹介文を参考に考えていきましょう。
Twitterの運用代行サービスを提供しております○○です。
カリスマ性や個性に頼らず、誰でもTwitterのフォロワーを1万人にする運用ノウハウを確立し、さまざまな企業様や、個人事業主様のアカウントを運用させていただいております。
「会社でTwitterを運用しているけれど、なかなかフォロワーが増えなくて困っている。。。」「効果的な運用ノウハウを知りたい!」という方は、是非お気軽にお声がけ下さい。無料でアドバイスさせていただきます。
どうぞよろしくお願い致します!
この自己紹介は、次の構成で成り立っています。
自己紹介構成
-
キャッチコピー:何をしているかを含めた名前の紹介
-
権威性:どんな実績をあげてきたのか
-
提供できるもの、特典:誰のどんな悩みを解決できるのか、関わることでどんな特典があるのか
まず、キャッチコピーについてですが、わかりやすく、どんなことをしているのかを名前も含めて1文で考えてください。
前置きや説明が長すぎると誰も聞いてくれません。たった一言で、自分の名前も含めて紹介できるキャッチコピーを検討するのがよいでしょう。
次に、権威性についてですが、どんな実績をあげてきたのかを詳細に伝えることで、相手に尊敬の念、興味を抱かせることができます。
端的に言うと、相手にとって、「すごい」と思わせるような実績を上げるのが良いと思います。
最後に提供できるものや、特典についてですが、事前に権威性をお伝えしていることによって、ここでの特典をより魅力的に感じさせることができます。
自分が提供できるものを、いかにお得に感じてもらうかで、相手の行動への積極性が変わってきます。
「キャッチコピー」、「権威性」、「提供できるもの、特典」。これらは、三位一体です。
どれかが欠けると、効果を発揮しづらくなるので、この構成を軸にした自己紹介を検討されることをおすすめします。
ともかく実践あるのみ!
いかがでしたでしょうか。
この記事では、人もお金も引き寄せる自己紹介についてご紹介させていただきました。
「自己紹介をきっかけにいろんな人と仲良くなりたい!」、「もっと自分の商品で貢献したい!」、とお考えの方は、是非ともこれをきっかけにご自身の自己紹介を変えてみてはいかがでしょうか。
なにはともあれ、まずは、ご自身の目的に合わせた自己紹介を考えて、とにかくいろんな人にご自身の自己紹介をされてみることをおすすめします。
何度も何度も、自己紹介をすることによって、「あの自己紹介だと、全然だめだったのに、この自己紹介だと反応が良いな。」ということに気づけると思います。
人生に不可欠な自己紹介を、ご自身の強みに変えて、ご自身の人生をより豊かにしていただければ幸いです。