- 異業種転職においてWeb業界を選択するメリットが分かる!
- 未経験・資格なしでも転職できるWeb業界の職種を知る!
この記事では、異業種への転職においてWeb業界を選ぶことで得られる4つのメリットと、4つのおすすめ職種をご紹介していきます。
転職を考えている方の半数が、今までとは違う業界で働くことを希望していると言われています。
中でも、ここ数年で急成長してきているWeb業界に対して、興味はあっても取っつきにくそうなイメージを持つ方は少なくないでしょう。
以下でご紹介していくWeb業界の魅力やメリットを、ご自身がこの業界にマッチしているかどうか考える際の参考にしてみてください。
Contents
Web業界を選ぶべき理由
市場規模が成長し続けている
Web業界、あるいはこの業界が属するIT業界は、1990年代に普及し始めたものです。
他の業界、産業の多くが、百年、数百年以上の歴史を持つことが多い中で、業界としての歴史はとりわけ浅いものであると言えます。
その分、歴史のある安定した企業が少ないという特徴もあるものの、業界全体としての成長性は圧倒的です。
年平均約115%もの伸びを続けており、おそらく、今後最も著しい成長を続ける業界の1つとなるでしょう。
当然、業界が潤えばその分企業に入る収益も増加します。
その上、IT・Web業界は、利益率が極めて高いことで知られています。
企業の利益が増加すれば、社員に対して給与や賞与といった形での反映もされやすくなるわけです。
転職の目的として、稼げる額を増やしたい!ということをメインに据えている方におすすめできる業界です。
未経験でも転職できるチャンスがある
上記のように、これだけ順調に業界が拡大しているのであれば、必要とされる人材も増加していきます。
経験者・スキル持ちが即戦力として重宝されるのはどこの業界でも同じではありますが、拡大し続けるWeb業界では、学ぶ意志があるのであれば、未経験でも歓迎してもらえる可能性は充分にあります。
企業側も、人材不足の中で即戦力ばかり募集していても仕方ないことは自覚しています。
未経験者を積極的に採用し、入社後の研修制度を充実させている企業も少なくありません。
未経験だからといって敬遠することはないのです。
もちろん、全て教えてもらえるから大丈夫という受け身な姿勢では、なかなか企業側からも採用候補には挙げてもらえません。
自力でスキルを学んだり、資格を取ったりしている方がチャンスも増してきます。
実力主義のため、年齢に関係なくチャンスがある
歴史のある企業が少ないこと、技術の急速な進歩の波をモロに受けやすいことなど、要因は複数あると思いますが、旧弊の日本企業の価値観、体質に囚われていない企業が多いのも、人によっては大きな魅力でしょう。
単純に長く勤めることで給与や等級がが上がっていくという仕組みではなく、実力さえあれば、一気に給与が増えることもあります。
また、業界の平均年齢が低いことから、他業界のように、上の世代が詰まっているせいで、40歳~45歳以上にならないと課長・部長クラスへの昇進は難しいということもありません。
場合によっては、20代のうちからマネージャー層として抜擢されるチャンスもあるのです。
がんばればがんばっただけ評価される、リターンがあるということは、モチベーションアップにも繋がるはずです。
柔軟な働き方を取り入れやすい
平均年齢の低いWeb業界では、他の業界と比べて服装や身だしなみに関するルールがかなり寛容であることが多いです。
髪染め、ピアスなどに関しても、実力、成果さえ上げているのであれば問題なしとする風土の会社が少なくありません。
勤務形態に関しても、テレワークなどの新しいスタイルの採用スピードが、他の業界と比較して極めて速かったことでも知られています。
PCさえあれば業務が完結するという性格、また、情報機器、ソフトへの対応力の高さが、こうした適応力、柔軟性を生んでいるのでしょう。
自身が集中できる時間、場所を選びやすいので、毎日決まられた時間に決められた場所で働くことの繰り返しに嫌気が差しているという人にもおすすめです。
Web業界への転職をおすすめできない人
ここまで、Web業界へ転職することによるメリット、魅力を取り上げてきました。
しかし、これらの特徴ゆえに、かえってWeb業界はお勧めできないという方もいます。
自分が以下のポイントに当てはまると感じる方は、Web業界以外への転職も検討してみた方がいい可能性があります。
ポイント
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ルーティン業務、言われた通りの仕事をこなしていたい。
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残業は極力したくない
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自主的に技術、スキルを習得するのは気が進まない
日々進化し続ける環境において、受け身な姿勢の人間はどんどん置いて行かれます。
また、ルーティン的な要素のある仕事は、すぐにロボット化されてしまうため、毎日似たような仕事を繰り返していけばいいと思っていると、仕事すら失ってしまいかねません。
自分自身で考えて何かを生み出そうとする姿勢が絶えず要求されますし、それを実現するに足るだけの、知識、スキルをアップデートし続ける必要があります。
こうした業務が定型化されにくい業界にはありがちなことですが、程度の差こそあれ、残業時間が多くなってしまう場合もあります。
趣味と仕事の区別をあえてつけ切らずに作業をする人もいるので、そうした価値観は合わないという方には、辛いものがある可能性もあります。
ただし、残業については、個人の裁量、創意工夫によってもかなり影響を受けてくる部分です。
自力でプログラミング等を勉強していけば、効率化できる部分はいくらでも出てくるもの。
自分のやり方自体を絶えずブラッシュアップしていく姿勢は、どこに行っても要求されるものでもあります。
Web業界のおすすめ職種(未経験者)
ディレクター
クライアントとの交渉を行いつつ、サイト制作全体の進行を管轄する役割です。
サイト開発の現場全体の指揮を任されることになり、プログラマー、デザイナーの進捗と方向性を絶えずチェックしながら、クライアントとのすり合わせを行っていく必要があります。
サイトに関して全くの無知というわけにはいきませんが、直接自身でサイトを作成して見せるほどの技術的なレベルが要求されるポジションではないので、未経験者への門戸が開かれている職種の1つです。
また、マネジメントを行う立場になるため、給与が比較的高くなりやすい点も魅力です。
Web業界で稼ぎたいという方は、ディレクターを目指すのがいいのではないでしょうか。
プランナー
クライアントの要望を聞きながら、サイト全体の設計案を作成していく役割です。
ディレクターと業務が重複することも少なくないので、実際はディレクター/プランナーの兼務という場合が多いです。
クライアントと接することも多いので、企画、営業といった、他業界でも必要とされる能力、スキルが求められることも多いのが特徴です。
前職での経験次第では、未経験でも十分戦力として期待してもらえるはずです。
マーケター
サイトに関わるマーケティング全般を行います。
アクセス数、コンバージョン率などの数値データを取りながら、集客率・売上アップに向けた戦略・施策を提案していきます。
マーケティング関連の経験があったり、数字データの解析スキルを持った方であれば、十分チャンスがあると言えるでしょう。
ただし、マーケティングとWebマーケティングでは、原理は同じだとしても、必要とされる知識やノウハウの中身はかなり変わってきます。
これまでの経験から活かせる部分を探しながら、Webマーケティングをしっかりと勉強しなければ、ギャップにつまづいてしまうリスクもあります。
ライター
企業のオウンドメディアなどで、商材に関連する記事や、旬なトピックスにまつわる記事を執筆していきます。
記事の執筆と聞くと、比較的誰にでもできそうなイメージを持たれるかもしれませんが、実際は、SEO対策などを考慮しながら言葉を選んでいく必要があるので、マーケティングに関する知識は不可欠です。
とはいえ、未経験者がWeb業界に就職するには、比較的取っつきやすい業種の一つです。
サイトに登録して、副業がてらに始めることも可能なので、本業を続けながら一度Web業界に触れてみたいという方には、おすすめできる職種と言えます。
ただし、記事の執筆はディレクターが兼務で実施することも多い他、フリーランスのライターに外注することも多いので、ライターとしての募集はあまり数が多くないのがネックです。
未経験者には厳しい職種
一方で、プログラマー/エンジニア/デザイナーといった専門職は、未経験、スキルも資格もなしという方がいきなり転職するには、難易度がかなり高くなってきます。
自力で専門書などを買って勉強する、プログラミングスクールに通うなどして、スキルを身に着けていく必要があります。
もちろん、なりたいという意志と、技術を身に着けるだけの努力ができるのであれば、未経験者でもできないことではありません。
今後、プログラマー、エンジニアなどの専門職者は、需要に供給が追い付かなくなる、つまり人手不足が進行していく可能性も指摘されています。
楽な道のりではありませんが、社会人になってからこうしたスキルを身に着けて就職する方も少なからずいますし、企業から歓迎されることは間違いありません。
まとめ
今後ますます伸びていくでろうWeb業界、アクションを起こすなら早めにするに越したことはありません。
ご自身の適性に合わせて、より深く業界や業種について知りたいという方は、転職エージェントに相談してみるのもおすすめです。