- 自分にマッチする職種の探し方を知る!
自分がやりたいこと、向いていることは何か考えてみましょう!
この記事では、自分に合った職種を見つける方法をご紹介していきます。
「どういった職種がご希望ですか?」
就職活動をしていくと、これに類する質問はあちこちで受けることになります。
業界、業種で企業を選択する人も少なくありませんが、職種選択もまた決して無視できない重要なポイントの一つです。
営業、企画、経理、広報、人事、、、
無数の職種の中で、果たして自分にマッチしているのは何なのか、自信を持って答えられますか?
あるいは、自分がやりたい職種、活躍したい職種はこれだ!と言えるものがあるでしょうか?
当記事では、そんな方のためにヒントになりそうなポイントを整理しました。
自分に向いている職種を見つけて、就職活動、転職活動をより効果的に進めていきましょう。
Contents
軸①:自分の得意なこと、好きなことは何か?
1つ目の方法として、まずは自分の「やっていて楽しいこと」「得意なこと」を考えてみてください。
これは誰もがイメージしやすいポイントです。
人と話すこと、コミュニケーションを取ることが好きな人ならば営業・接客職、何か新しいものを考えたり設計したりするのが好きな人であれば企画職、自分の手で何か作業したり製作したりするのが好きな人は生産・開発職など、自分が素直にやりたいと思うこと、自分の特技が活かせそうだと思えることにフォーカスして考えてみましょう。
得意分野を仕事にして活かせるのであれば、上達も早いはずですし、職場で成果を上げるチャンスも十分あるでしょう。
また、仕事へのモチベーションも維持しやすいということも大きなメリットです。
とはいえ、好きなことならなんでも仕事にできるかというと、やはりそうとも限りません。
趣味レベルである程度知っていても、専門的な資格や経歴がないとなかなか採用は難しい職種もあります。
また、次の項目でお話しするように、いくら好きでも、その職種のある要素が苦手・嫌いである場合などは、躊躇してしまいますよね。
軸②:自分の苦手なこと、嫌いなことは何か?
軸①とは逆の問題になりますが、もう一つ重要なのは、自分にとってどうしても受け入れられないこと、不得手・不得意なものは何かを考えておくことです。
人間どうしても得手不得手というものがあります。
多少の苦手は努力でカバーできても、これだけは何度やっても上達しない、周囲で片手間にやっている人の方が上達が早いということも少なくありません。
例えば、事務系の仕事に興味があっても、細かい金額の計算や計算がどうしても苦手という場合は、経理や会計の職に就いてもなかなか馴染めないでしょう。
どんな職種にも、楽しい部分、メリットがある反面、辛い要素、デメリットがあります。
それらも加味した上で受け入れられるかどうか、克服できるかどうかまで考慮に入れておきましょう。
軸③:自分が今までにどのような経験を積んできたか?
もう一つ、欠かせないポイントとなってくるのは、これまで自分がどのような仕事の経験を積んできたかということです。
求人サイトを見ても分かる通り、多くの企業が特定職種での採用枠で募集をかけている中、「実務経験●年以上」などの条件を付けている企業はやはり多いものです。
新卒枠や第二新卒枠であればそこまで考えなくてもいい場合もありますが、過去にどういった職種経験を積んできたかということは、無視できないポイントです。
とはいえ、このように考えてしまう人も多いでしょう。
ですが、どんな仕事でも、何かしら他の人にはできない能力やスキルが知らず知らずのうちに身に付いてきているものです。
自分の部署の中では当たり前のように扱われているスキルが、実は他の場所で重宝されるようなものだったということは全く珍しくありません。
ただし、そうした気づきは自分一人ではなかなか得られないもの。
おすすめは、転職エージェントなどを活用してプロのアドバイスを貰ってみることです。
色々と話しているうちに、自分では気付かなかったような自分自身の市場価値を発見できるかもしれません。
軸③:自分が将来どのような姿になりたいか?
最後の軸は、これまた前項とは逆に、5年後、10年後、はたまた20年後に自分がどうなっていたいのかという点です。
つまり、「将来のあるべき(ありたい)自分の姿」から逆算して職種を考えるということです。
シンプルな願望でも構いません。
「年収1000万円以上は稼ぎたい」「あぶれないような安定した職に就きたい」
それに向けて、自分が持っている経歴、スキルをどう活用するか、今持っていない資格や経験をどう積めばいいのかを考えることで、自然と自分が進むべき道も見えてくるはずです。
正直なところ、将来のビジョンなんかない!考えたこともない!という方も少なくないでしょう。
ですが、せっかくの転職という機会に、真剣に考えてみるのも悪くはないでしょう。
振り返ってみて、こんなはずじゃなかった……と後悔することのないよう、じっくり向き合ってみてもいいのではないでしょうか。
まとめ
ここまで紹介してきた4つの軸を見ていただけると分かるように、それぞれの軸は互いに関連しあっています。
どれか一つの軸だけを判断基準にして結論を出せるようなものでもありません。
どこまで自分の得意分野を活かせるか、苦手意識の強いものを回避できるか、過去の実績・経歴を活かし、自分の将来のビジョンに近づくことができるのか……
もちろん、これら全ての条件を完璧に満たすような職種が見つかる人はそうそういません。
ですが、ポイントを整理して可視化することで、自分が最低限譲れない要素はどこなのか、この軸はどこまでなら妥協できるのかという判断もしやすくなるはずです。
また、4つの軸の中の優先順位を自分の中で設定することで、より明確に選択肢を絞ることができるでしょう。
最終的にどのような職種を選ぶことになるにせよ、ご自身の選択として後悔のないよう、しっかりと考えていきましょう。